水中出産 方法 メリット デメリット

分娩台よ、さようなら

水中出産ってどんな出産方法?

水中出産は水中で出産する方法のことで、より自然なお産をしよう、産まされるのではなく自分で産みたいという、アクティブ・バースの一つの方法と考えられます。

具体的には陣痛が始まったら温水の中に入り(1回の時間制限等細かい注意事項はありますが)出産を迎える方法です。温水に浸ることで筋肉の緊張がほぐれ陣痛が和らぎ、精神的にもリラックスでき、楽な姿勢を簡単にとれますから、より自然に出産を迎えることができるのが水中出産といわれています。

水中出産のメリットは?

■温水のリラックス効果

水中出産は体温に近い、温水の中でのお産です。ぬるめのお風呂に入っている、という感覚は、人間をリラックスさせ、陣痛や腰痛を緩和させてくれます。このように水中出産は心身ともにリラックスした状態でお産を迎えることが期待されます。

■陣痛を和らげる

水中出産では温水の効果により、筋肉が弛緩する為、産道が柔らかくなり、更に会陰部も柔軟になる為、出産時に切れにくくなるのもメリットです。

■胎児のストレス低減

胎児はお腹の中の羊水で育っていますので、水中に産まれることに抵抗が少なく、また出産時の衝撃も少ないことから、水中出産は胎児に体にとっても楽な方法と考えられます。

■スムーズな出産

また水中出産はお湯の中に入ることで、浮力を使って楽に動き回れるのもメリットです。よく動くことで血液循環がよくなり、全身の緊張がほぐれ出産の進行がよりスムーズになることが期待できます。また出産時の姿勢(しゃがむ、立つ等)を簡単にとれ、変えることもできますから、赤ちゃんも下りてきやすくなり、結果として水中出産では出産全体の時間が短くなるとも言われています。

水中出産のデメリットは?

■緊急時の不安

水中出産で妊婦さんが入る水にはしっかりとした衛生管理が必須です。生まれてくる赤ちゃんへの感染症予防が必要だからです。また水中出産時の大量出血や、万が一赤ちゃんに異常があった場合の対応(現在水中出産ができるのはごく一部の産院や助産院に限られる為、医師が側にいない場合もあります)等、十分な解決方法が確立されていないという面は水中出産にあたってのデメリット、不安材料と言えるでしょう。

■水が苦手な人には向いていない

水中出産は実際に水に入っての出産となりますので、そもそも水泳が苦手、泳げないという方はかえって不安を感じるケースもあり、そういう場合はデメリットというより、不向きであると言えるでしょう。

■水中出産可能な施設が少ない

水中出産のメリットに共鳴している医師がいる病院やクリニックでも、水中出産専用の施設(プール)を設置できない場合が多いのが現状です。水中出産ができる施設はごく一部であることもデメリットの一つです。

水中出産に対する心構えと準備って?

水中出産のメリットを見聞きし、体験者の話を聞いて「是非私もやってみたい」と思う妊婦さんもいらっしゃることでしょう。しかし実際に水中出産はアクティブ・バース方法の一つ、つまり「他人任せの出産ではなく、自分のもっている自然の力で、本能のままに自然な出産をしたい」という積極性が求められる出産です。実際に水中出産する場合は事前の準備として、勉強会への参加や日々のトレーニング、出産に必要な体力、精神力、知識を備える必要があります。このようなことを心から楽しみ、また自分の出産に積極的に取り組む決意が必要となりますので、自分がどんなお産をしたいのか、ということをよく考えた上で、水中出産を選択することが大切です。

 

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